ペルシャ絨毯の世界

ペルシャ絨毯とは

ペルシャ絨毯の無限の魅力(必需品から美術工芸品へ)

ペルシャ絨毯を語るとき、もっとも顕著な特徴として挙げられるのは、美術品であり芸術品であると同時に、生活必需品としての実用性を兼ね備えているということです。このように、日常生活に密着しながら、美術品・芸術品としての価値を失わないという二面性を兼ね備えているものは、ペルシャ絨毯以外には無いと言っても過言ではないでしょう。

ペルシャ絨毯が、数千年にわたる歴史の流れの中で愛され続けてきたのも、この多様な魅力の賜物といっても良いでしょう。そして、世界中の王侯貴族を中心に、自らのステイタスシンボルとして、またかけがえの無い財産として大切に守られてきました。

私どもは、言葉では言い尽くせないペルシャ絨毯の魅力に、直接「見て、触れて、そして感動して」頂く為に、常に最上のものをご提供し続けてまいります。

言ってみれば床に飾った一枚の絵

一枚一枚が妖しい美しさを放ち、ペルシャ絨毯単体では堂々とその存在感をあらわにし、 家具と組み合わせれば、見事に調和して部屋全体を一層引き立てます。基本的に絨毯ですが、美術品としての評価も高いため、絨毯としてだけでなくタペストリーとして使用されることもしばしあります。またペルシャ絨毯は、質の良いものほど日常に使用するのに抵抗ありません。逆に使い込み、時が経つほどにその色彩は、深みと落ち着いた輝きを増していきます。このように、「日常品」と「美術品」の二面性を持ち合わせ、さらに世界のオークションでも常に高い評価を得られる品物は、ペルシャ絨毯をおいて他にはないと言われています。

ペルシャ絨毯の魅力はその色にあるとも言えます。赤、青、黄、茶…、その独特な色合いと見事な調和は、天然染料からなり、いわば大自然の味わいそのものです。黄色は、ザクロの皮やアスパラの花、またはサフランの花。ブドウの葉からは、黄色というよりベージュに近い色が出せます。青は藍。赤はアカネの根やコチニールと呼ばれるサボテンにつく虫を燻製にしたものなどを利用しています。クルミの皮、カシの皮からは茶系の色を出すことができます。こうして得られた染料に、古くから伝わる彼ら独自の染料法を生かして、微妙な調合で無数の色合いを出しているのです。

結ぶ

ペルシャ絨毯とはイメージ

ペルシャ絨毯は織るのではなく、一本の糸を『結ぶ』ことによって一枚の絨毯を作り上げていきます。これはペルシャ絨毯独特のもので、『結ぶ』ということから縁起物として古くからよく使われています。

歴史

オリエントの国々に伝え継がれてきた、手結びのパイル織り絨毯の歴史は三千年とも四千年とも言われています。南シベリア、アルタイ山地のパジリク古墳で発見された絨毯が、現存する最古の絨毯で、紀元前500年頃のものです。その模様がペルシア最初の統一王朝アケメネス朝の模様と似ている為、源流はペルシアであると考えられています。現在はサンクトペテルブルグのエルミタージュ博物館に保管されています。

日本へはシルクロードを通って上陸し、その美しさに魅了されたのが豊臣秀吉です。京都の高台寺には、豊臣秀吉が愛用されたと伝えられるペルシャ絨毯製の陣羽織が残されています。

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